不器用なシンデレラ
「だったら、俺がここにいる意味がない」
俺が絶対零度の眼差しできっぱり言い放ち詩音を見据えると、さすがの彼女も一瞬怯んだ。
「・・・やあね、花音がお世話になってるようだから理人くんと食事したかったのよ。それにあんなつまんない子より、私といる方が絶対楽しめるわよ」
「・・・・」
怒りを通り越して呆れる。
その変な自信はどこから来るんだ?
ドイツに行ってもう十数年経つのに、詩音がコンクールで入賞したという話は耳にした事がない。
まあ、この性格では人を感動させる演奏なんて出来ないだろう。
聴く気もしない。
とすると、彼女達の派手な生活はどうやって成り立ってるのか?
俺が絶対零度の眼差しできっぱり言い放ち詩音を見据えると、さすがの彼女も一瞬怯んだ。
「・・・やあね、花音がお世話になってるようだから理人くんと食事したかったのよ。それにあんなつまんない子より、私といる方が絶対楽しめるわよ」
「・・・・」
怒りを通り越して呆れる。
その変な自信はどこから来るんだ?
ドイツに行ってもう十数年経つのに、詩音がコンクールで入賞したという話は耳にした事がない。
まあ、この性格では人を感動させる演奏なんて出来ないだろう。
聴く気もしない。
とすると、彼女達の派手な生活はどうやって成り立ってるのか?