不器用なシンデレラ
余程時間に余裕がないんだな。
パソコンでA社までの地図を印刷して、私もオフィスを出る。
約束の時間は4時。
あと30分しかない。
乗る電車を間違えてはいけない。
自分なりに慎重に電車に乗って、最寄り駅に着いた。
この階段を上ればA社が見える。
そう思った時、70歳くらいのおばあさんが胸を押さえてかがみ込んでいるのが見えた。
周りの人はみんな無視して行ってしまう。
時計をチラリと見ると3時50分。
駄目だ。
やっぱり放っておけない。
救急車呼ぶくらいの時間はあるはずだ。
おばあさんに近づき声をかける。
「どうしました?大丈夫ですか?」
「・・・薬が・・・」
パソコンでA社までの地図を印刷して、私もオフィスを出る。
約束の時間は4時。
あと30分しかない。
乗る電車を間違えてはいけない。
自分なりに慎重に電車に乗って、最寄り駅に着いた。
この階段を上ればA社が見える。
そう思った時、70歳くらいのおばあさんが胸を押さえてかがみ込んでいるのが見えた。
周りの人はみんな無視して行ってしまう。
時計をチラリと見ると3時50分。
駄目だ。
やっぱり放っておけない。
救急車呼ぶくらいの時間はあるはずだ。
おばあさんに近づき声をかける。
「どうしました?大丈夫ですか?」
「・・・薬が・・・」