不器用なシンデレラ
外はもう真っ暗だったが、キレイに並べられた数百個のキャンドルが、チャペルまでの道を案内してくれる。
「本田さんの時は昼間で薔薇が咲き誇っていて凄くキレイでしたけど、夜もムードがあっていいですね」
「本当。女の子はどっちもやりたいんじゃないかな」
「うん、夜も結構人気なんだよね。ライトアップが好評でさ」
「ヴァージンロード、花音ちゃんは誰と歩くの?自称兄の俺としては立候補したかったんだけど」
「親父に勝てると思うなら、今から立候補してみて下さい。あの人、絶対に譲りませんよ」
他の人にお願いしようとしたら、親父がやると言って聞かなかった。
「はは。流石に社長は敵に回したくないな。愛されてるね、花音ちゃん」
本田さんが苦笑する。
「あっさり引くなんて薄情な兄ですね」
「本田さんの時は昼間で薔薇が咲き誇っていて凄くキレイでしたけど、夜もムードがあっていいですね」
「本当。女の子はどっちもやりたいんじゃないかな」
「うん、夜も結構人気なんだよね。ライトアップが好評でさ」
「ヴァージンロード、花音ちゃんは誰と歩くの?自称兄の俺としては立候補したかったんだけど」
「親父に勝てると思うなら、今から立候補してみて下さい。あの人、絶対に譲りませんよ」
他の人にお願いしようとしたら、親父がやると言って聞かなかった。
「はは。流石に社長は敵に回したくないな。愛されてるね、花音ちゃん」
本田さんが苦笑する。
「あっさり引くなんて薄情な兄ですね」