不器用なシンデレラ
「花音、戻ってこい」
優しく小声で呼び掛けると、花音はハッとした表情になって回りをキョロキョロしだした。
完全に我を忘れてたな。
式が終わると、レストランに移動してそのままパーティーとなった。
立食形式なのでカジュアルな雰囲気だが、料理はどれを食べても美味しい。
本田さんの奥さんのために椅子を用意して本田さん夫婦と俺と花音との4人で話をしていると、俺達の目の前にピンクのマカロンで覆われたケーキが置かれた。
「ピンクのマカロンって花音の要望なの?」
俺が花音に話を振ると、彼女は首を横に振る。
「ごめん。それ、うちの旦那のリクエストだわ。こいつが言うには、花音ちゃんはお菓子に例えるとピンクのマカロンなんだって」
優しく小声で呼び掛けると、花音はハッとした表情になって回りをキョロキョロしだした。
完全に我を忘れてたな。
式が終わると、レストランに移動してそのままパーティーとなった。
立食形式なのでカジュアルな雰囲気だが、料理はどれを食べても美味しい。
本田さんの奥さんのために椅子を用意して本田さん夫婦と俺と花音との4人で話をしていると、俺達の目の前にピンクのマカロンで覆われたケーキが置かれた。
「ピンクのマカロンって花音の要望なの?」
俺が花音に話を振ると、彼女は首を横に振る。
「ごめん。それ、うちの旦那のリクエストだわ。こいつが言うには、花音ちゃんはお菓子に例えるとピンクのマカロンなんだって」