不器用なシンデレラ
「ですから・・・」
困り果てていると、横から手が伸びてきて受話器を取られた。
誰だろうと思って見上げると、理人くんだった。
「申し訳ありません。営業部の鷹野と申します。これからすぐに修理の者を向かわせます。この度はご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした」
理人くんは電話を切ると、またすぐに内線をかける。
「営業部の鷹野です。株式会社マカベにすぐ修理の人間向かわせて下さい。念のため代替機も用意して。あちらの人事部長がかなりお怒りです。センター長も一緒の方が良いかもしれません。下手すると、契約更新出来なくなりますよ」
新人とは思えない対応で、近くにいた課長も感心して見ている。
課長の本田さんは理人くんと同じT大出身で同じテニスサークルの先輩だったらしい。
理人くんと2人並ぶと双璧だ。
ダークブラウンの髪の本田さんはちょっと軽い感じだが、見目も麗しく、喫煙室でタバコを吸っている姿に新人の女の子はみんな胸キュンだ。
困り果てていると、横から手が伸びてきて受話器を取られた。
誰だろうと思って見上げると、理人くんだった。
「申し訳ありません。営業部の鷹野と申します。これからすぐに修理の者を向かわせます。この度はご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした」
理人くんは電話を切ると、またすぐに内線をかける。
「営業部の鷹野です。株式会社マカベにすぐ修理の人間向かわせて下さい。念のため代替機も用意して。あちらの人事部長がかなりお怒りです。センター長も一緒の方が良いかもしれません。下手すると、契約更新出来なくなりますよ」
新人とは思えない対応で、近くにいた課長も感心して見ている。
課長の本田さんは理人くんと同じT大出身で同じテニスサークルの先輩だったらしい。
理人くんと2人並ぶと双璧だ。
ダークブラウンの髪の本田さんはちょっと軽い感じだが、見目も麗しく、喫煙室でタバコを吸っている姿に新人の女の子はみんな胸キュンだ。