不器用なシンデレラ
「うん」
「もっと優しくしてあげれば良かった。今日も、朝が苦手でおばあちゃんに起こしてもらったの。でも、私・・・ありがとうも言わなかった」
「うん」
「それにね・・・」
祖母の前で正直に言おう。
理人くんに軽蔑されるなら、ここで私をきっぱり見捨てて欲しい。
もう私に優しくしないで欲しい。
私にはその資格がないのだから。
「理人くん、前・・私に何でうちの会社入ったのかって聞いたでしょう?私、幼稚園の先生になりたくて高いお金払ってもらって私大を出たのに、先生にならずに結局理人くん追って今の会社入ったの。馬鹿だよね。でも、おばあちゃんは何も言わなかった。怒りもしなかった」
「知ってる」
「もっと優しくしてあげれば良かった。今日も、朝が苦手でおばあちゃんに起こしてもらったの。でも、私・・・ありがとうも言わなかった」
「うん」
「それにね・・・」
祖母の前で正直に言おう。
理人くんに軽蔑されるなら、ここで私をきっぱり見捨てて欲しい。
もう私に優しくしないで欲しい。
私にはその資格がないのだから。
「理人くん、前・・私に何でうちの会社入ったのかって聞いたでしょう?私、幼稚園の先生になりたくて高いお金払ってもらって私大を出たのに、先生にならずに結局理人くん追って今の会社入ったの。馬鹿だよね。でも、おばあちゃんは何も言わなかった。怒りもしなかった」
「知ってる」