『短編』マモッテネ
管理人…?

「管理人が優子を殺した…?」


『そうよ。』


「そういえば、私がクビヲチョウダイゲームをやった時…首のない少女がいたんだけど…」

『そいつは優子だ。』

「え?貴方じゃなくて…?」

予想外だ。


『私ではない。優子だ。優子はクビヲチョウダイゲームに失敗して首取様により裁かれ、首を失った。そして次の番人になった。』

「番人…?」

『自分を探す首のない人間の事だ。番人に見つかったら負け。見つからなかったら勝ち。』


なんと不気味なゲームだ。

すると突然家のガラスが割れた。

ガシャァァァーンッッ


すると白いワンピースを着た髪の長い女が立っていた。


「あんたが…管理人ね…」

《ハハハハハハ…》


『優子を返しなさいッッ!あんた…どういうつもりよッッ!』

羽璃子の目が血走る。

《ワタシハ…ユウコガニクイ。》

「何故…?」


《ワタシハ管理人ノサリナ。優子ノ親友ダッタ。》


「だったら何で憎いの!」


《優子ハ私ヲ裏切ッタ。私ガ苛メラレテルトキ、優子ダケガ救ッテクレタ。優子トズット友達デイルコトヲ約束シタ。ナノニ優子ハ私ヲ見捨テタ。手ヲ伸バシテ助ケヲ求メタノニ…ダカラ私ハ自殺シタ。》
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