『短編』マモッテネ
この直後

優子は失踪したんだよね。


優子は何も相談せずに消えた。

私が聞いた話は近所からの噂


もっと早く気付いていれば大切な物を失わずにすんだ。

やはりはりこが優子の魂を持っていったのか。


なぜはりこには首がないのか。



♪…♪…♪

やけに明るい着メロが雰囲気に合わない。

新着メール一件

差出人 不明


【愛理サン 遊ビマショ】


「ギャアアァー!」

「愛理!遅刻するわよ!」

突然聞こえた下の階からの母の声に少し安心

私はとても学校に行く気分ではないが仕方なく準備をし、

教室に足を急いだ。

しかし教室まであと一歩のところで


いきなり隣の少女が消えた。


他にも次々と人間が消えていく。


「なん…なの!」

アナタノクビヲチョウダイ


アナタノクビヲチョウダイ


アナタノクビヲチョウダイ


放送で不気味な音声が流れる。
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