私の彼氏はイケメンボイスで身長180㎝!
Prologue
*Prologue
「私はね椎名の、あなたのそういうところを
凄く羨ましく思うときがある。」
そう言った彼女―――泉地玲唯(イズミチ レイ)はとても、
とても切ない表情をしていた。
普段は華やかに笑い、凛とした声で話す
彼女の声は今は微かに震えていた。
自分が、彼女のためにできることは―――