私の彼氏はイケメンボイスで身長180㎝!
「あ、ごめん。
で、先輩、どうしたんですか?」
鷹弥は玲唯に視線を向ける。
「今日の練習のことでね、」
玲唯がそう言ったところで、秀勝は思い出す。
―――鷹弥、オーケストラ部だ。
「先生の合奏の前に私の合奏入れたいんだけど。」
「いいですよ。うーん昨日の感じからいくと45分くらいですかね?」
「流石たかやん。時間までぴったり。
それでよろしく。連絡も頼んだよ。じゃあ。」
玲唯はそう告げると手にしている電子辞書を振りながら2人の元から去っていった。