私の彼氏はイケメンボイスで身長180㎝!
「うん。今日はいいの。
今日は楽器なくてもできる仕事持ってきたから。」
玲唯がプリントをひらひらさせながら言う。
―――辞書使ってるから課題か何かかな?
2人はそこから特に会話をすることもなく、チャイムが昼休みの終わりを告げる。
「職員室に鍵返して来るから先に戻ってて。
お疲れ様。」
「あ、お疲れ様です。お先に失礼します。」
「ふっ。なんか部活みたいだね。じゃあ。」
秀勝の返答が面白かったようで、
玲唯はくすくす笑っていた。
教室に戻る途中、秀勝は玲唯の笑顔を思い出し、
無意識に優しい笑みを浮かべていた。