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「うん。今日はいいの。


今日は楽器なくてもできる仕事持ってきたから。」



玲唯がプリントをひらひらさせながら言う。



―――辞書使ってるから課題か何かかな?



2人はそこから特に会話をすることもなく、チャイムが昼休みの終わりを告げる。



「職員室に鍵返して来るから先に戻ってて。


お疲れ様。」



「あ、お疲れ様です。お先に失礼します。」



「ふっ。なんか部活みたいだね。じゃあ。」



秀勝の返答が面白かったようで、

玲唯はくすくす笑っていた。



教室に戻る途中、秀勝は玲唯の笑顔を思い出し、

無意識に優しい笑みを浮かべていた。





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