私の彼氏はイケメンボイスで身長180㎝!





帆乃夏の言葉で、玲唯は秀勝の方を向く。



「椎名、理科の選択何とってる?」



「化学と生物ですけど、俺2年ですよ。」



勘の良い秀勝には玲唯の言いたいことが伝わったようだった。



「大丈夫だよ。椎名が勉強できることはたかやんに聞いたから。


それに、うちの学校なら文系の理科の受験の範囲は2年の夏までに習うはずだし。」



「確かに、そうですね。でも俺で大丈夫なんでしょうか?」



秀勝の問いかけに帆乃夏の方を向く玲唯。



「飯山さん、生物は椎名じゃだめかな?」



すると帆乃夏は初めて秀勝を見る。



「彼が迷惑じゃないなら。」



少し困った秀勝は口を開く。





< 42 / 83 >

この作品をシェア

pagetop