私の彼氏はイケメンボイスで身長180㎝!





日も陰り始めた頃。



正面から鼻をすする音と同時に玲唯の声が秀勝の耳に届いた。



「ゆぅ…、くすん。」



秀勝は目を丸くした。



慌てて玲唯の横に座る秀勝。



「先輩!玲唯先輩!」



玲唯の目元は涙で濡れていた。



「玲唯先輩、どうかしたんですか?」



玲唯の手が震えている手を秀勝はたまらず握った。





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