闇の中にいる私と太陽な彼
病院について屋上まで俺達は走った。

もちろん医者に危ないと注意された

けどそんなのはお構い無しに無視して

走り続けた。

屋上につくと、誠騎はどこを見ている

のかわからない遠くを見ているような

目をしていた。

「誠騎っ!!」

僕が呼ぶとこちらに気づいたよう

だけど、やっぱり目は俺を見ている

けど見ていない。遠くをなにかを

見ている目。

こんな誠騎は初めてだ。

「誠騎"美梨"(ビクン)

僕が美梨といった瞬間、誠騎は体を

大きく揺らし涙を流し始めた。
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