闇の中にいる私と太陽な彼
「そうですか。ありがとう

ございます。わかりました。」

「はい、頑張ってください。」

俺はまた病室に戻った。

美梨は起きていた。

「美梨。」

「え?あ、またあなたですか。

私…記憶喪失みたいですね。

思い出せないんです。

あなたって私と関わりあったんで

すか?

なんでですかね。あなたになら

話せました。」

「俺は君と深い関わりをもってるよ。

話、聞いてくれる。君の過去を。」

「ええ。」

「君の名前は美梨だよ。木崎美梨。

俺の名前は誠騎。堀内誠騎。

俺は美梨の彼氏だぜ?

それで、美梨は交通事故にあい

記憶喪失になり今に至るわけ。

星海とか星姫も覚えてねぇのか?」

お願いだ。思い出してくれ。

────美梨………

「ごめんなさい。なにもわからない。

今日は1人で考えたいからまた明日

ここに来てもらってもいい?」

「わかった。じゃあな。"美梨"」

ガラッ

美梨…美梨……俺の大好きな美梨

お願いだ。記憶を取り戻してくれ。
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