闇の中にいる私と太陽な彼
残るは……総長だけね。

「フッ……かかってこいや?」

俺がすこーし挑発するとすぐにそれに

のってかかってきた。

でもな、すきがありすぎなんだよ。

ドゴッ

バキッ

ガンッ

殴って、蹴って、壁にぶつければ

はい、御愁傷様って感じ。

「てめぇは、美梨の記憶を奪った。

おめぇは一生許されねぇことを

した。なんであんなことをした!?

てめぇふざけんな!!!!!!!!」

俺は言ってやった。

「ハッアハハハハ………あの女の記憶

だと?俺にとっちゃどーでもいい。

別に許してもらう気もない。

あの女の記憶がなくなろーと、

あの女が死のーとどーでもいい

ことだ。アハハハハ」

こいつは狂ったように笑いだした。

いや、マジで狂ってる。

ブチッ

俺のなかでなにかが切れた。

「そうだな?お前にとっちゃどーでも

いいことかもしんねーな。

でもな、俺達は違ったんだよ。

残念だな?」

俺はそう言ってこいつの顔面を

思いきり蹴った。

バゴッ

とうとうこいつは意識を失った。

死にはしていない。

俺には殺せない。

"人は絶対殺さない"

それが星海のルールだから。

俺達は星海の倉庫に帰った。
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