美しいヒト
それが、昨日のこと
一睡も眠れ無かった割には隈もなく
肌も艶ってた
自分の肌の良さに感謝しつつ、
ご飯の席で、昨日の学園祭のことをきかれたのが今朝
正面に座るままにコショウをもらい
4等分にしたフレンチトーストにかける
「ね、亮くん変わってた?」
「ぜんぜん」
「鉄くんいた?」
「いたよ」
「あたしのこと、何か言ってた?」
「会いたいって」
「まあ、ほんと?」
「うん」
ままの恋は、前の夫と離婚してから
絶頂不調で
色恋沙汰はここ数年、全くなかった
それが、どうゆう風の吹きまわしか
今は死んだ父さんの兄に夢中
つまり、亮のお父さんに恋してる
幸い、亮の父さんも離婚してるし
叶わぬ恋ってわけじゃない
もし、このロマンスがかなった場合
亮の親族の風当たりが強くなるのは逃れられない話だけど
美味しい朝食を食べ終え身の回りを整えて、学校に向かう
これが、私の朝の風景