彼と私を繋ぐもの
りりあんと別れ、しばらく二人で会話をした。


りりあんとお話ができるのは二人だけの秘密になった。



「それじゃ、また明日な」



道が二手にわかれるところで彼は手を振って私とは反対方向に歩きだす。



アパートに戻りポストを確かめるといくつかの便りがあった。

階段をあがりながらそれらを確認する。


塾の宣伝多いなぁ。


その時ふとある一通の封筒に目が止まる。



…お母さんから



家の扉を開け中に入るとベッドに座り、封筒の封を切る。
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