彼と私を繋ぐもの
もしかしたらそうなのかもしれない。

私がただ思い込んでいるだけで本当は動物達は喋っていないのかもしれないし……



それでも



私はきっと通じていると

そう思いたい。


私にとって動物達は親友だから。



「お腹が空いてるのか…」



どうしよう、今何も持ってないし近くにコンビニとかもないし…



「ごめんね、今はなにもあげられないから少し…お昼まで待ってて!必ず来るから!」



私は子猫に手を振ってからもとの道に戻る。

今日は入学式だけだからお昼頃には放課になるはず。



時計を見ると8時40分だった。



急がないと……


住宅地を小走りでいく。
学校が視界に入った。


その時
< 4 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop