彼と私を繋ぐもの
「ずっと、何も食べてなかった。

ご馳走、嬉しい」



「つらかったね…

ねえ猫さん
これから私が毎日ご飯あげる。

だから、またお話しない?」



小さい頃からいつもこんな風に友達になる。

それを嫌がる動物はいなかった。


それはこの子も同じだった。



「うん、もっと話したい。
いつも待ってる!!」



やっぱり動物って優しいなぁ。

人とは全然話せないけど
動物とだったらなんでもお話ができる。


これまではそう思っていた。


だけど



これからそれが変わることになるなんて思ってもいなかった。



「ねえ、ちょっと!」
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