☆cross
はぁ。

疲れた。

あの後巧実は、女子全員とアドレス交換をしてた。



パカッ

カチカチカチ。
『やっ巧実ひとつ聞きたいことあんだけどさ。
こっちに引っ越してきた理由。親の都合?』

ピッ


はぁ明日からまた、先輩に絡まれそう。
前、知り合いの、流(ってゆーか弟)
が来たとき絡まれまくったもん。
今回は、結構ヤバい?

どぉしょか。なるべく話さずか。

話かけられても………。

うーん。

♪♪♪♪〜♪♪♪♪♪♪♪♪〜

ビクッ!

『なんでそんな事を聞くんだよ。あんたに関係ねえだろが。』

なっなんなのこのメール!
電話だ!こういうために、電話があるんじゃん!

プルルルルルルル!

【はい?誠野巧実です。】

「巧実!さっきのメールなに?!ただ聞いただけなのにさ。」

【メール?なにそれ?】

「はっ?あたし巧実にメールしたんだよ。そしたらお前に関係ないからって。そっけないメール返してきたからさ。なんか悲しくって。」


【あっ!ゴメン!それ龍兄が打ったんだ!俺がトイレ行ってるすきに。まぁこんど遊びに来いよ。龍兄に会わしてやるからさ!】


「巧実龍兄とか言う人いたの?
あたし知らないんだけど。」

【まぁ龍兄は、大学生だったからな。最近うちの学校で、日本史の勉強教えてるらしい。】

「ふーん。そうなんだ。じゃあ、今度会ってみたい。…おやすみ」

【おやすみ】

プチッ

ツーッツーッツーッツーッ。

ポチッ
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