ただそれだけ
学校行きたくないな…

行ったっていいことないし…


「優衣。おはよ。」

私は優衣に心配をかけたくない。そう思い、できるだけ笑った。
そこに二人が登校してきた。

「おはよー!」
「はよっス」

「なんだなんだー!二人で登校かよー!仲良ー!」

「だろー!」

悠斗…否定しなかった…

どうして…?もうわかんないよ…





「わりぃ、しばらく帰れねぇ。」

えっ!?

「ど、どうして?」
「彩佳がよ、俺がいないと寂しいって言うんだ…だから…」

「いいよ!その代わり来週の日曜日は空けといて!」

「さんきゅー!わかった。」


来週の日曜日。私達が付き合った記念日。その日に私は1年間つまり高3になるまで海外に行かなければいけない。

だから、最後くらいは!

このまま、この関係が続くようだったら別れるつもり。
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