ただそれだけ
視界がボヤけて顔は見えない。

「やめねーよ」
「うがっ!」

翔は地面に倒れこんでいる私のお腹を思いっきり踏みつけた。

「やめろって、言ってんだよ!」

その瞬間、少年が翔を殴った。

そして、私の意識は飛んだ





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