今を生きるから

―――ﾁｭﾝ･･･ﾁｭﾝﾁｭﾝ

「・・・ふぁぁぁぁぁ・・・・・・・・」

おはようございます。
先ほどお姉ちゃんが家を出てから二度ねしました。

「・・・・・ころしてもいいですか？」

私の隣で寝ていたのは富中癒夜です。
殺してもいいでしょうかね。。。

「・・・癒夜さん。ころしますよ？」
「ごめんなさい!!!」

そう誤るのは何度目でしょうかねぇ・・・
癒夜はいつもいつも私が寝て起きると隣にいるのです。

「癒夜さぁ・・・いい加減にしようね？今何歳だと思ってんの？」
「15歳」
「・・・・・」
「高１イヤッフー♪」

癒夜はきっとおねえちゃんと同じ種類の人間だとおおもう。
テンションやたらに高いわ
意外と頭いいわ
無意味に英語が得意だし
お婆ちゃん並みに手芸うまいし
王子様のりっつーか
誰にでも優しいし？
そらかっこいいわ・・・
思いつくのはこのくらい((
でも本当にもてるし。。。
もしかしたら、お姉ちゃんの言った通り
好きになっちゃうかも・・・

「ねーねーねー？」
「なに？」
「お腹すいた」

前言撤回
ありえません。
こんな能天気野郎・・・

「なにかつくって」
「はいはい…なんでもいいのね？」
「ハンバーグ」
「拒否」
「ステーキ」
「無理」
「えー…ピーマンの肉ｚ「無理」
「えぇぇぇぇまだ言ってないよぉ」
「なんで肉ばっかなの？」
「好きだから」
「・・・サラダにしよっか」
「えぇぇ(´Д｀)」

癒夜は肉好きのくせにやせてんだから・・・
乙女の悩みもないだろうね・・・

・・・あぁヤバイ
テンション落ちてきた