パズルのピースを繋いだら

* * * * *


「……ん。」


夕食を終えて、聡の肩にもたれながらテレビを見ていた。不意に顔が近付いた次の瞬間、私の頭の中は聡でいっぱいになる。

鎖骨に置かれた手が、そっと私の肌を撫でる。毎回だ、とは思うけれど、断れない。


「ベッド行こうか。」


促されてベッドに上がり、自分で服を脱いだ。

座ったままワンピースを足から引き抜こうとした時、上半身だけ裸になった聡が私を押し倒した。


< 35 / 54 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop