おててがくりーむぱん2


会いたい。
会いたい。
いますぐに。
会いたい。


部屋で一人になると、とたんに胸に込み上げる。


でも大人としての理性が、彼に会いに行ってはいけないと、光恵を押しとどめる。


ほんのちょっと、遠くからみるだけでもいい。
彼の姿を、ちらっとでも。


佑司は孝志に「感情で動きすぎる」と警告した。


でも止められない。
あの人のぬくもりが、香りが、力強い腕が、何度も思い返されて、胸が震える。


どうしたらいいんだろう。


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