恋歌
*恋愛が・・・*
小学校からずっと一緒だった仲間より家族って感じの関係が
いつの日か変わっていたことに気づかなかった子がいた。
それは、私、実留ですが・・・。

小学校のころから、徐々に家族?が増えていって、
みんな仲良くて・・・。
気づかぬうちに望んでいたのだろう、変わらない関係だって。

ある日から、裕が莉恵を意識してることがわかった・・・。
莉恵も裕のことが好きなんだろう・・・。

「莉恵、裕のことスキなの?」

聞いてみた。

「えっ?バレタっ!?・・・///実はね、明日放課後教室で残っててって言われたの///」

ふーん・・・。

「ぜったい、告白だよね!よかったじゃん、両想いダネ!!」

笑って、いつもの最高の作り笑いで・・・。ちゃんと言ったよ・・・。

「そうだよね!ふふっ・・・///」

幸せそうに笑っている。莉恵・・・。

「じゃあね、バイバイ!明日、欠席しないでね!」

それが、今の精いっぱいだ・・・。

「うん!じゃあね!!」

そう言って別れた・・・。
心の中は、なんでかな・・・。なんでだろう・・・。
なんで、莉恵のこと好きなのに、応援したいのに
モヤモヤが邪魔して・・・。

やっぱり性格腐ってるな・・・。
最近、よく思うこと・・・。
作り笑いをするたびに、何かが壊れていく・・・。
他の人と比べると性格が最低すぎる・・・。
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