木曜日の貴公子と幸せなウソ
短大生活2年の1人暮らしのおかげで、社会人1年目の1人暮らしは辛くなかった。
覚える事がたくさんあって、苦労はしたけれど、家事の手の抜き方をわかっていたので、余計な疲労はなく、仕事に集中できた。
幼稚園での仕事が終わっても、家に帰ってくれば次の日の一日の流れを記入した日案の作成。
月初めがくれば、1ヶ月の指導をまとめた、月案の作成。
季節の変わり目が来たら、教室内のレイアウトを考えたり、壁面画を作成したり。
就労時間内に終わる事はまずない。
3年目になって、日案から1週間の流れをまとめた週案になったから、だいぶ楽にはなったけれど。
彼氏がいる人は、これにプラスして彼氏との時間を作っているというのが、私には信じられない。
こんな事を考えているから、最初の1年目は友達との時間を作るのにも億劫になっていたのも事実なんだけれど。