私のパートナー
…まさか…。
自分の目で次の秘書を選ぶつもりじゃ…???
分かってたことだけどショックは隠せない。
「まぁ、数人だから。気にするな。」
数人…。余計に気になる…。
履歴書見て、気に入った人だけ面接するんでしょ?
それは…厳しい…。
「どした?眉間にシワよってんぞ。」
「し、シワ???!よってないです!」
「なんか不満でもあんのか?」
「な、な、ないです!明日ですね!面接!了解です!!」
焦った…
顔に出ちゃってたか…。
最近、どんどん一哉さんを好きになってる私がいる。
自分でも気づかない間に…
一哉さんを愛おしく思い過ぎている。
今思えば
入社初日からボディーガード達に囲まれて…
一哉さんに出会い…
秘書になって…
「お前は俺のもの」
あの時の声は今でも覚えてる。
何度も勝手に頭の中で再生されて
ドキドキする。