私のパートナー
12社目の挨拶回りが終わり、
私はスケジュール帳を開く…。
「えっと……次の約束まで…1時間あるけど…」
きっとこの人のことだろーから 一旦帰る とか言うんでしょ?
もうひと歩きするか…
そー思っていると一哉さんから思いがけない言葉が発される。
「そこのカフェで一息つくか。」
「えっ??………えぇえ??」
「なんつー声出してんだよ(笑)」
「い、い、いや、だって!!そんなこと言われるとは思ってなくて…」
「俺だって休みたい。いいから付き合え。」
「う、うん…」
よかったーー!
座れるっ!
足痛かったんだよねー。
カフェに入って席に着く。
店員さんが一哉さんの顔を見てビックリしてる。
そりゃそーよね…
なんてったってあの 亀沢一哉だもん。
「アイスコーヒー。お前は?」
「あっ、えっと…アイスカフェオレで…。」
「ん。じゃ、それで。」
店員さんが足早に奥へと入っていく。