私のパートナー


「お前…先飲んでていいって言ったろ。」


「で、でもっ!一哉さんが帰ってこないから…。」


「……んなこといいんだよ。俺はお前を置いていかねぇんだから。」


大した意味で言ったんじゃないって分かってる…
けど…

胸がきゅんとする。


「……菜央。」


「ひゃい!!」

思わず変な声が出てしまう。


「足だせ。」


「へっ??」


「だーかーら、靴脱いでその…ストッキング脱いで足を出せっていってんの!」


「な、な、なに…を…。」


「靴づれで痛いんだろ?さっさと脱いで足見せろ。」


えっ…気づいてたの???


「へ、へーき!大丈夫だから…。」


「見てるこっちが痛い。俺が手当てしてやるから。大丈夫だから…早く出せ。」


真っ直ぐな瞳に見つめられて…


私は頷くしかなかった…。



人前で…。
しかも男の人の前で…。

ストッキングまで脱ぐなんて…

恥ずかしくて…倒れそう…


ストッキングを脱ぎ終えると痛々しい私の足があらわになる。


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