私のパートナー
好きってことを自覚…?
私は…。
一哉さんが…好き?
「彼の顔を思い出してみて?優しい笑顔、困った顔…色々あると思うけど…もっと色んな顔見てみたいと思わない?」
「…み、見てみたい…。」
「出来ればずっと側にいたい?」
「…叶うなら…側に…いたい。」
「それは恋?」
「…私は…彼に……恋…してる…」
そうだ。
本当はもっと前から心のどこかで気付いてた。
でも気付かないようにしてた。
分かったら溢れてしまいそうで…。
1年限りで好きになっても 1年経ったら恋しくなるだけだと言い聞かせてきた。
言葉にしたら…フワフワしそうで…。
「片想いから始めなさいっ!」
桃香さんにポンっと背中を叩かれて我にかえる。
「…はいっ!」
心につっかえてたモヤモヤが消えていく。
あぁ…
やっぱり恋してしまったんだ…。
あの…
亀沢一哉に。