私のパートナー


「なんだ、今日はおとなしいな。」

「…もぅ、反論するのも疲れたのっ!」

キッと睨みつけると
苦笑いして私の視線から逃げる。


「じゃあ、水族館な。」

そう言って歩き出す一哉さん。

なんだかんだ言って行きたいって言ったら連れてってくれるのね…。

こんなに優しくされると勘違いしそうになる。


水族館までは有名な水族館なだけあって、直行バスがでている。

それに乗って水族館までついた。、

観光シーズンだからか、人がごった返している。

「…やっぱ混んでたか…。」

嫌そうに顔をしかめる。

悪かったかな…人混み嫌いそうだし…。



「…仕方ねぇな。行くぞ。」


そー言って胸にかかっていたサングラスをかける彼。


「…サングラス??」

「こんな人混みだとな…。」

人混みでサングラスする理由なんてある??


芸能人でもあるまいし…。


「行くぞ。」

そう言われて中に入ると目の前に巨大な水槽が待ち構えている。

< 62 / 105 >

この作品をシェア

pagetop