スノードロップ
「図書室行こ。」

図書室は誰も来ない。
それに鍵持ってるし。

前に廊下歩いてたら、
鍵落ちてて拾ったら図書室の
鍵だったから今は私が使ってる。


図書室に入り、
日当たりのいい窓側に
座りケータイで予定をみてた。

「…17時からバイトだ」

予定をみてると、
母親からLINEがきた。

《15時までに家出てって。》


私の母親は水商売をしてるから、
そのまま男の人を連れて
帰ってくることが多い。



はぁー少し寝て家に帰って、
荷物取りに行こう。

ウトウトしながら、
考えてるうちに意識がとんだ。




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