彼はアイドル
彼の名は、雅(みやび)
決して《ちゃん》が付いてるからと言って女の子、という訳ではない。
ただ見た目が、女の子なのだ。
大きな瞳に、ぷっくりしたピンクの唇。それに―
小柄で色白。身長なんて150cmで超ちっちゃい。
正に女の子より可愛い女の子
「アンタの彼氏なんだからさ―」
確かに、雅は私の彼氏。
その容姿に男も女もメロメロで皆の人気者の雅だから、私との時間なんてほとんど無い。いや、無いに近い。
それに、私より可愛い彼氏なんて・・・
「もうダメかも」
「出た~ネガティブ未羽!もっとポジティブに生きたら?私みたいに!」
フルーツ牛乳に口をつける優月。
確かに、優月はかなりのポジティブシンキングだ。
決して《ちゃん》が付いてるからと言って女の子、という訳ではない。
ただ見た目が、女の子なのだ。
大きな瞳に、ぷっくりしたピンクの唇。それに―
小柄で色白。身長なんて150cmで超ちっちゃい。
正に女の子より可愛い女の子
「アンタの彼氏なんだからさ―」
確かに、雅は私の彼氏。
その容姿に男も女もメロメロで皆の人気者の雅だから、私との時間なんてほとんど無い。いや、無いに近い。
それに、私より可愛い彼氏なんて・・・
「もうダメかも」
「出た~ネガティブ未羽!もっとポジティブに生きたら?私みたいに!」
フルーツ牛乳に口をつける優月。
確かに、優月はかなりのポジティブシンキングだ。