モヒカンエイリアン
教室が真っ二つに割れた。
「いや、めっさええ感じの盛り上がり具合やん‼もふもふしたい‼その頭にもふもふしたいわぁ‼」
「今更、ご機嫌取ってもIt's to late‼」
雷は容赦なくぼくたちを襲う。
「ところどころルー挟むやな‼われのその頭、中で鳥でも飼うとんのか‼逆さにしてパソコン掃除してこいや‼小田先生のパソコン磨いてこいや‼」
「シャラープ‼」
アフロリアンが操る雷が、もっひーの体を貫いた。
「もっひー‼」
「だ、大丈夫や。あいつの雷なら小さい頃から打たれ慣れてんねん。子どもの時からいつも喧嘩しとった、腐れ縁や」
「じゃ、ライバル?」
「WHOがこんなやつと⁉もたもたして地球をBreakしないから、ミーが来たまでさ。ユーのそのモヒカン、焦がしてBurning‼」
天から降り注ぐ高速の光を、なんとか飛び退いてよけた。
でもこのままなら…。
「まさる、もう、あの奥の手しかない」
「奥の手?」
肩に乗るもっひーに耳を寄せ、作戦会議だ。
「うまくいくかな…」
「大丈夫や‼100人乗っても大丈夫や‼」
そう叫ぶと、もっひーは自ら雷の中に飛び込んでいった‼