流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
皆が驚いたように、私の方を見た。
「何、やっぱり来ては行けなかったかしら?」
「いや、そんなことないけど・・・。」
「別に、いいけど・・・。」
・・・・・良かったわ、来んな。とか言われたらきっと落ち込んだ。
この居場所だけは無くしたくない。
ここのみんなは、私自身を見てくれる。
価値とか、利益とか、そんなものを関係なくにちゃんと私を見てくれる。
家が息苦しい・・・。
「お前、家息苦しいの?」
当麻が怪訝そうに聞いてきた。
私、言葉に出てちゃったんだ。
言うつもりなんて、全然なかったのに。