流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
数分も立つと、体育館には生徒は全然残っていなかった。
先生たちは、出る生徒を止めようとすることはなかった。
・・・・もう、生徒とには期待すらしてないようね。
でも、どのくらいの人が残っているんだろう。
黒龍の方を見てみた。
黒龍のメンバーを見ると、意外にも残っていた。
いや、訂正。
当麻以外のメンバーは寝ているから、残っているようだった。
全く、考喜なんてほかの女の子を口説いてるじゃないの。
当麻は、窓の外の鳥を眺めている。
・・・・皆、本当に自由人ね。
だけど私は、そんなみんなの姿を見て思わず笑いがこぼれそうだった。
やっぱり、黒龍のみんなを見ていると安心をする。