流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
《心配させんな、出かけるなら連絡しろ。》
「嬉しかったから、つい。」
《まぁ、陽菜から聞いたけどいいけどな。》
「・・・・ごめんなさい。」
私は、悲しくなってシュンっと肩をすぼめた。
《何かあったら、俺が守るけどな。》
ドキッ
「あ、ありがとう。」
顔が真っ赤になっていく、こんなこと言われるなんて思いもしなかった。
俺が、守るなんて初めて言われた。
今まで、そんなこと言ってくれる人いなかったから少し驚いた。
けれど、そんなことよりも嬉しいという気持ちの方が何倍もある。