流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
star11, 特別なコト
―――私たちは、今日海にやってきた。
そして、私は陽菜ちゃんと更衣室で着替えをしていた。
「早く、水着着なよ~。」
「や、やっぱりこれ着るの恥ずかしいよ。」
私は、黒と白の水玉のフリフリがついた水着を見た。
こんなお腹を出すのなんて、着れないよ。
「スタイルいいし、大丈夫、大丈夫。」
「え、ちょっと、待って」
「じゃぁ、いきまーす。」
私は、それからの記憶はあんまりなかった。
気づいたら、いつの間にか水着に着替えていた。
覚えているのは、恥ずかしいということと、怖かったということだけ。