流星×零姫―黒龍の寵愛姫―






「知らないわ。

生きるために必要な情報じゃないから。」





生きるために大切なことだったら、覚えるけれど、黒龍・・
・というやつを覚えなくても生きていける。




男の人は、私を聞くなりクスクス笑っている。


変な人ね。





「黒龍知ってるよね?」



「・・・興味がない。

あと、用がないなら話し掛けないで。」




屋上にいる限りは、一人の時間を満喫したいのに。



邪魔なんかされたくない。






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