流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
「皆、待ってると思うから
外に行こう、ね。」
私がそう言うと、陽菜ちゃんは仕方がなさそうに頷いた。
私たちが外に行くと、皆は着替えが終わって待っていた。
・・・というか、女の人たちに囲まれていた。
「名前、なんていうの?」
「ん?日向だけど。」
日向がニコニコ笑顔で、女の人と話していた。
ぞわっ
となりを見ると。黒いオーラが出ている陽菜ちゃんがいた。
「日向なんて、どうでもいいけどね。
浮き輪をとってくるね。」
そう言いながら、陽菜ちゃんは荷物がおいているところに浮き輪を取りに行った。
あ~ぁ、日向・・・陽菜ちゃんがすねちゃったじゃないの。