流星×零姫―黒龍の寵愛姫―






「それ、殺し文句。」



当麻はそう言って、私にキスをした。


いきなりのことで頭の思考がストップする。



「誘ったの、お前だから。」



当麻は一度唇を離した、けれどもう一度キスをしてきた。


今さっきとは全然違うキス。


口の中に舌が侵入してきた、私は拒むけれど無理やり入れてきた。


吐息が溢れる。



陽也さんがしてくるキスに似ているけれど、当麻のキスは不思議と嫌じゃない。



当麻が口を離した。




「今のは、お前が悪い。」



「っへ?」



当麻はそれ以上、何も言わずに私を引っ張って皆のところに向かった。




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