流星×零姫―黒龍の寵愛姫―






「よし!じゃぁ、教えてあげる。

恋はね相手のことを思うと、ドキドキしたり

キュンと鳴ったりするの。

それと、他の女の子といたら嫉妬しちゃうんだよ。

あと、横にいると安心して恋しくなるの。」




陽菜ちゃんは、そう教えてくれた。



―――ドキドキするけれど、その人の横にいたい。



―――女の人と居たら嫌になる。



―――横にいたら、暖かくて安心する。



どれも、これも、当麻に抱える感情とすべて同じだよ。




「私っ・・・当麻のことが。」




顔が熱くなっていく。


海であったことを思い出した。


横にいると安心した・・・キスも嫌じゃなかった・・・ドキドキが止まらなかった。



「好きなの・・?」



私は、当麻のことが好き・・・。




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