流星×零姫―黒龍の寵愛姫―






「私、もういくっつ。」




口を白いハンカチで抑えられる。


薬品が付いていたのか、どんどん眠たくなっていく。




「雷鳥は今から、黒龍狩りを始めましょう。」



男の人は、ニヤっと笑った。



ら、雷鳥、聞いたことがある・・・確か、亮太くんが言っていた。




ソイツらとは、決して関わってはいけない。



ソイツ等に近づいたら、女だろうが容赦なく潰していく。



―――関わったら、最期ですよ。




亮太くんの言葉が頭の中でリピートされた。



もっ・・・う、ダメ意識が・・・。



そこで、私の意識は途絶えた。





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