流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
第四章 雷鵬×零姫
star13, 黒龍のヒメ
「・・・・・・・ま。」
声が聞こえる。
「・・・めさま。」
「・・・姫様。」
そんな名前で呼ばないで、
「お姫様。」
「だから、そんな風に呼ばないで!」
私は立ち上がった。
そこは、今さっきまでいた砂浜ではなくてソファーの上に寝かされていた。
そして、周りには砂浜であった男の人と他の男の人がいた。
「お姫様、おはよう。」
「そんな風に、呼ばないでって。」
私はそう言って、砂浜であった男の人を睨んだ。
お姫様って、この人が呼んでたんだ。