流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
「白石樹、危ないわよ!!」
私がコレを作ったせいで、この人が死んだりしたら困る。
私は白石樹里の体を守るため、毛布を勢いよく被せた。
「・・・・・!」
私は、目をギュッとつぶってしゃがみこんだ。
・・・・・・・。
あれ、思ったけど全然引火してない・・・それに、水素も発生したようじゃない。
「あっ、言い忘れたけど
あの瓶の中身、全部水ですよ。
あと、粉末はすべて炭粉末です。」
そう言って、白石樹里はニコッと笑った。
「なら、良かった。
・・・怪我はないわよね?」
そんなこと聞かなくていいか。
結局、引火はしなかったから皆安全に違いない。