流星×零姫―黒龍の寵愛姫―






「紗綾、今からでもいいよ。

僕のところに来ますか?」




樹は私を見つめてきた。



私は、首を横に振る。




「私は、黒龍にいる。」



「うん、分かった。

でも絶対に迎えに行くから。」




樹は、私の手を離した。


そして、私のポケットに紙を入れて「またな。」と言った。


私は、何も言わずに走って当麻達の方に向かう。




「っ当麻!!」



私は、当麻の名前を叫びながら、当麻のもとに走っていく。


当麻も私の名前を呼んでいる。






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