流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
「皆、戦うのはやめろ。
黒龍潰しは、延期だ。」
樹の声がその場に響いた。
みんなが戦うのをやめる。
私は、その人たちの間を走って通っていく。
「・・・当麻。」
ようやく、当麻のもとに着いた。
当麻は怪我をしていた、その怪我は痛いたしかった。
他の皆も怪我していた。
「ごめんなさいっ・・・ごめんなさいっ。」
私は泣きながら謝る。
守りたかったのに、傷つけることになってしまうだなんて。
「気にすんな。」
当麻はそう言って、私を引き寄せて抱きしめた。