流星×零姫―黒龍の寵愛姫―





「おい、次コイツに手を出してみろ。

お前らなんか潰すぞ?」




当麻はドスが入った声で、言葉を発する。




「紗綾は俺の女にする。

そのために、黒龍を潰してやるよ。」



樹がそう言った。


その場がシーンと静まり返った。



「帰るぞ。」




当麻がそう言うと、黒龍の幹部たちは廃ビルから出ていく。



外に出ると、太陽の光が当たった。



そういえば、私が連れて行かれたのは夜だったんだ・・・。



「今、何時?」



「ん、朝の五時だけど・・・どうした?」




朝の五時・・・あれから、みんな私のことを探してくれたんだ。





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